スピーカー

ピュアモルトスピーカー 芳醇なる音、深き森の中より。

誕生と歴史

それまで、ウィスキー熟成の使命を終えた樽は、新しい樽を作る工程でチャーと呼ばれる樽の内側に焼き入れを行う際の燃料などに使われていました。しかし、「100年かけて育った木なら、100年は大切に使いたい」を合い言葉に再利用の道がさぐられ、90年代前半から工芸家の集まる工房として知られるオークヴィレッジなどで樽材を使った家具や工芸品作りが始まりました。
パイオニアは、その樽材を再利用して製作された家具や工芸品の美しい風合いに惹かれ、スピーカーがつくれないかと考えました。その結果、実現したのがサントリーとオークヴィレッジ、そしてパイオニアのコラボレーションから生まれた初代ピュアモルトスピーカーS-PM1000-LRです。以来、その思想と樽材が奏でる深い音色は多くの人々の共感を呼び、さまざまな製品が誕生し今日に至っています。

ピュアモルトシリーズの系譜

1998.11 初代ピュアモルトスピーカー

サントリーとオークヴィレッジ(工房)、パイオニアとのコラボレーションにより、初代ピュアモルトスピーカー誕生。
シリアルナンバー入りで限定製作。

1999.4 ピュアモルトシリーズ第2弾

サイドウッドやボリウムノブ、インシュレーターなどに樽材の趣ある風合いを活かし、ピュアモルトスピーカーとも相性ぴったりのプリメインアンプとCDプレーヤーを限定製作。

2000.3 ピュアモルトシリーズ

キャビネットに樽材を用い、天然木ならではの温かな風合いとアナログ盤ならではの音色が独特の雰囲気を醸し出す本格的レコードプレーヤーを限定製作。

2000.10 ピュアモルト スピーカー

ピュアモルトシリーズファンに待望のトールボーイタイプスピーカーをミレニアムモデルとして製作。

2005.8 ピュアモルト スピーカー

ミレニアムモデルの発売から約5年。多くのピュアモルトファンの要望に応え、銘機S-A4spiritの最新技術を導入し、新シリーズとして誕生した小型ブックシェルフ型スピーカー。

2006.8 ピュアモルトスピーカー

S-A4SPT-PMに、プロフェッショナルスピーカーブランド「TAD」のテクノロジーを投入し高音質を実現。気品あるセルティーオーク(焼き入れさせた樽の色)が美しいヴィンテージモデル。

2006.10 ピュアモルト スピーカー

樽材による高剛性エンクロージャーの特性をさらに引き出した、セミトールボーイタイプのピュアモルトスピーカー。
セミトールボーイスピーカー「S-PM300」専用の、樽材を一部使用した高品位なスピーカースタンド。

  • 写真はS-PM300とCP-PM300との組み合わせです。
2006.10 ピュアモルト オーディオラック

棚板に樽材を100%使用。オークの樽材ならではの剛性と熟成された質感を活かしたオーディオラック。

  • 2000年10月までに発売したピュアモルトシリーズの製品は、すべて完売いたしております。ご容赦ください。