スピーカー

【シリーズ7】ディテールも、すべてが音になる。

コンセプト

繊細なフォルムから流れでる上質な音の薫り。サウンドは端正なデザインからも奏でられる。

音楽や映画を楽しむことに国境はない。そしてオーディオやインテリアに対する想いも、今や世界共通の価値観を共有する時代になってきました。パイオニアのインターナショナルプロジェクトが求めるものも、そうした世界標準のスピーカーの新しいかたち。確かな性能とデザインの融合が醸しだす上質な音の薫りを、あなたも「SERIES 7」でご堪能ください。

フォルム & テクノロジー

70年以上にわたる点音源化追求の歴史。新しい時代の技術と感性を加えて生まれた「SERIES 7」

ピーカーシステムの理想に近づくための点音源化。パイオニアの点音源化の追求は1937年のパイオニアスピーカーの第一号「A-8」からはじまり、現在の最上級モデルEXシリーズに搭載された「CSTドライバー」に至るまで、70年以上の歴史を積み重ねてきました。「SERIES 7」は、この歴史を受け継ぎ、さらに最新の技術とインターナショナルプロジェクトならではの豊かな感性から生まれたスピーカーです。広い帯域を一つのポイントから放射することで、あたかも静かな水面に小石を投じた時のように自然に音が拡がる心地よいサウンドは同軸ドライバーならでは。その明確な音像の定位とリスニングエリアの広さ、そして豊かな音場空間は、きっとあなたを音楽や映画に没頭させるでしょう。

イメージ

EXテクノロジーのエッセンスを随所に活かしたこだわりの設計

自然な音の拡がりが心地よい、「パイオニアオリジナル13cm同軸ドライバー」

S-71/S-71B-LR/S-71C

点音源化の追求から生まれたパイオニアオリジナルのCSTドライバーの技術を継承。高剛性アラミド繊維振動板を採用したユニットの中央に、HSDOMチタントゥイーターを搭載し、HDフォーマットの時代に対応した広帯域再生を一点から放射される自然なサウンドで奏でます。

*S-71B-LR、S-71Cではウーファーユニットとトゥイーターの同軸ドライバーとなります。

パイオニアオリジナル13cm 同軸ドライバー(S-71)

パイオニアオリジナル13cm
同軸ドライバー(S-71)

入力信号に正確な駆動を実現、新開発「アラミドグラス複合振動板ウーファー」

S-71

アラミド繊維とグラスファイバーによる複合振動板に加え、ボイスコイルにはエネルギーロスの少ないスクエアワイヤーを使用した14mm超ロングボイス方式を採用。入力信号に対する高いリニアリティの獲得とともに、低域の豊かな表現を可能にするダイナミックでエネルギッシュな再現性を実現しました。

アラミドグラス複合振動板ウーファー

アラミドグラス複合振動板ウーファー

低域の再現性に優れた「ハイリニアリティポート」

S-71

バスレフポートの空気の流れをスムースにコントロールするために、独自の(ハイリニアリティポート)をエンクロージャー下部に設置しました。それにより、ウーファーの大振幅時も風切り音が発生せず、クリアで量感豊かな低域再生に優れた効果を発揮します。

ハイリニアリティポート構造図

ハイリニアリティポート構造図

設置面の安定したコンタクトを実現、「3点支持構造スパイク」

S-71

円錐型スパイクの3点支持構造により、接地面に対して常に安定したコンタクトを実現。さらに、転倒防止に配慮して後部に2点の補助脚を取り付けました。

転倒防止に配慮した3点支持構造

転倒防止に配慮した3点支持構造

定在波の発生を抑えるパイオニア独自の「ABD」&「AFAST」テクノロジーを採用

S-71

トールボーイの弱点だった上下方向の定在波を、キャビネット形状、ドライバー位置の最適化技術「ABD※1」と、箱内の定在波を効率よく除去する特許技術「AFAST※2」を有機的に組み合わせ、大幅に減少。さらにウーファー帯域において、低音のエネルギーのロスを最小限にしました。

  • ※1 ABD(Acoustic Balance Drive)は、スピーカーエンクロージャーにおいて生じるキャビネットの垂直方向定在波発生を抑えます。
  • ※2 AFAST(Acoustic Filter Assisted System Tuning)はエンクロージャー内やホーン開口部に音響管を採用し、定在波・共振音を吸収して不要な箱鳴りを抑えたり、ピッチ(音の高さ)の揺らぎによる不安定な音像の前後移動を解消する技術です。

箱内音圧の比較(実測)

箱内音圧の比較(実測)

独自の技術で時間の遅れと位相のズレを解消するフェイズコントロール設計」

S-71/S-71B-LR/S-71C/S-71W

音のタイミング(位相)のズレを解消し、録音時の位相で再生する技術です。各ユニットの入力電極を「+-+」に揃える全正相接続クロスオーバーにより、各ユニット、各チャンネルの位相のマッチングが取れ、音場表現、音質が向上します。特にマルチチャンネル再生で顕著な低音の遅れがなくなり、ニュアンス表現 が豊かでトランジェントの良い低域を再生します。

フェイズコントロール設計

パイオニア(株)の開発したPHASE CONTROL技術
コンセプトに基づき録音から再生までの位相特性の
マッチングを図った製品に付与される商標です。