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AV基礎知識

基本講座/コンポーネント編

Point1.「音の出口」スピーカーの仕組みや種類は?

◆スピーカーの役割は?

「音の出口」という重要な役割を持つスピーカー。プレーヤーで再生された音の信号はAVアンプを通してスピーカーに送られ、その信号を「音」としてスピーカーが人の耳に届けます。ホームシアターならさまざまな種類のスピーカーを組み合わせることで音を立体的に再現し、包み込まれるような臨場感を演出します。

◆音を出す仕組みって、どうなってるの?

スピーカーは、どのようにして音を出しているのでしょうか。一言で言えば、「電気信号を振動に変換して音にする」仕組みになっています。プレーヤーから送られた音の信号はAVアンプを通し、増幅されてスピーカーに届きます。音の信号がスピーカー内で振動を発生させ、その振動が空気に伝わり、音になります。


◆スピーカーの種類はどんなものがあるの?

■スピーカーユニットの種類

スピーカーユニットとは、音の信号を振動させるパーツのことです。音を出すにはいろいろな仕組みがあり、そのスピーカーユニットの形や大きさによって、再生する音の音域が異なってきます。どんなスピーカーユニットをどう組み合わせるかによって、そのスピーカーの音の性格が決まります。

【コーン型】
最も一般的なスピーカーです。「コーン」とは円錐の意味で、「円錐型」の振動板を動かして音を出す仕組みになっています。このコーンの形も浅いものや深いものなど様々あり、それぞれ再生する音の音域が変わってきます。


【ドーム型】
ドーム(半球)型の振動板を動かして音を出す仕組みのスピーカーです。指向性(音の広がり)が広いのが特長です。

【ホーン型】
振動板から出た音をホーンで増幅する仕組みのスピーカーです。ホーンを利用しているため、音を再生する能率が高いことが特長です。


【リボン型】
リボン型は、コーン型やドーム型とは形状が大きく違うスピーカーユニットです。磁石の中に配置したリボンと呼ばれる金属に音の信号が伝わることで音が出る仕組みで、超高音域を再生します。


■エンクロージャーの種類
スピーカーユニットを納めるエンクロージャー(キャビネット)にも、数多くの種類があります。代表的なものには、エンクロージャーの基本型といわれる「密閉型」と、密閉型にポートと呼ばれる穴を開けた「バスレフ型」があります。

【密閉型】
密閉型は、その名の通り、スピーカーユニットをエンクロージャーで密閉し、ユニットの後ろ側から発生する音波を外に出さないように作られた基本的なスピーカーの型式です。中の空気がバネのような役割をし、締まった低音を再現します。

【バスレフ型】 バスレフ型は、密閉型の前面か背面に穴(ポート)を空けて空気の出入りを調整します。密閉型に比べて、ポートから出力する音が加わるため、より増強された低音を再現します。


◆「○ウェイスピーカー」の“○ウェイ”ってどういう意味?

スピーカーユニットはエンクロージャーと呼ばれるキャビネット(筐体)に納めることで、スピーカーとして完成します。そのとき、どんな種類のスピーカーユニットをいくつ使うかによって、音が違ってきます。最もシンプルな構成は、スピーカーユニットがひとつだけエンクロージャーに納まっている「フルレンジ」と呼ばれる構成です。「高音用」「低音用」のスピーカーユニットをひとつずつ2種類使ったスピーカーを「2ウェイスピーカー」と呼びます。「高音用」「中音用」「低音用」の3種類のスピーカーユニットを使ったスピーカーが「3ウェイスピーカー」。その「3ウェイスピーカー」で、「低音用」に2つのスピーカーユニットを使った場合を「3ウェイ4スピーカー」と呼びます。3ウェイ以上のスピーカーを、「マルチウェイスピーカーシステム」と呼ぶこともあります。


ここで、「高音」「中音」「低音」といった、出る音の高さに合わせ用いられるスピーカーについて、簡単に説明します。
トゥイーター:高音域を再生するスピーカーユニットです。
ミッドレンジ:3ウェイ以上のマルチウェイスピーカーシステムで、中音域を再生するスピーカーユニットです。
ウーファー:低音域を再生するスピーカーユニットです。種類としては低音に強いコーン型が多く使われます。
サブウーファー:重低音再生専用のスピーカーシステムです。

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